2月11日 冠稲荷初午大祭

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冠稲荷初午大祭

2月11日は倉賀野神社境内の「冠稲荷(かんむりいなり)さま」の初午大祭(はつうまたいさい)です。毎年、祝日の「建国記念の日」におこなわれるお祭りです。

御神前に五穀豊穣と商売繁盛を祈願いたします。

午前10時から正午頃まで境内で催しをおこないます。

冠稲荷神社の社頭で初午(はつうま)の神事をおこないます。こよみで見ると、ことしの初午はほんとは2月12日ですが、当地では毎年2月11日の祝日「建国記念の日」と決めて、お祭りをしているのです。
神楽殿では「福投げ」が賑やかにおこなわれます。「福投げ」に参加ご希望の方は、お初穂料三千円を添えて社務所にお申し込みください。
境内では創作紙芝居「飯玉縁起(いいだまえんぎ)」も上演され、子供たちが集まります。神社に伝わる龍の神さまのお話です。
湯立(ゆだて)神事がおこなわれ、参拝者は大釜の湯気を間近に浴びて無病息災を祈ります。

◎冠稲荷(かんむりいなり)神社の由来 もともとは江戸時代の中山道倉賀野宿の横町(よこまち)地区に鎮座していた神社です。別名を「三光寺稲荷」。往時は祭礼に太々神楽が奉納されたり農耕・養蚕具の市が立つなど、大変な賑わいだったと伝えられます。
やがて明治時代末に進められた神社合併にともない、倉賀野町上町(かみちょう)地区の倉賀野神社に合祀されることになりました。有名な「飯盛女奉納の石玉垣」もこのときに境内にいっしょに移設されてきました。
なお、昭和になってから横町のもとの場所にも社殿が復祀再建され、同町内では現在も毎年4月8日に祭礼が行われています。
なお冠(かんむり)の呼称は、源義経が奥州に下向の途次、冠の中に伏見稲荷様の御分霊を戴いていたのが起源ともいわれます。